戦略型コースとよく云われていますが?

より慎重なプレーヤーには、より容易で満足のいく攻略法が各ホールに残されている一方、挑戦的な攻略法もある。
“虎穴に入らずんば虎児を得ず”といいますが、挑戦者には成功すれば大きな「収穫」が待っている。
これが戦略型コースの神髄であります。とマイケル・ポーレットは「戦略型コース」を表現しています。
カレドニアンのコースにはそれが各ホールにドラマチックに散りばめられています。
会員の皆様はプレーすればするほど体感されていることと思います。

春が来ました。

コースのあちこちで桜、桃、モクレン、コブシが咲き誇っています。
超高速グリーンは難しいと嘆かれているプレイヤーが多数ですが、大変面白いので再挑戦したいと帰っていきます。
この季節、花々と超高速グリーンをお愉しみいただければ幸いです。

各所改良改善が進んでいます。

① 4番TEE脇土留め工事が完了しました。

昨年9月のゲリラ豪雨にて土砂崩れの兆候があった4番ティー脇の法面に対して、頑丈なコンクリート製の土留めを設置が完了しました。
今後も安全にプレーしていただけるよう、各部の点検・整備を行っていきます。

② 管理棟倉庫増築が完了しました。

昨年春先から施工していた管理棟南側への倉庫増築が完了しました。
この際にシッカリ整理整頓してコース同様、名門にふさわしい管理棟に変貌させたいと思います。
また、管理棟事務所区の内装改修工事も引き続いて施行中で、従業員の働きやすい環境づくりも進めています。

③ 散水ポンプ更新工事が完了しました。

コース内散水系で最も重要な散水ポンプは開場後30年が経過し、何とか動かしてまいりましたが、地下型で旧型ポンプのため今では非効率な仕様となっていました。
そのため、省電力で効率的な次世代型ポンプに変更しました。
今後の夏の猛暑に対して万全な対応力を発揮できるようになりました。

④ 5号調整池(練習場奥池)の老朽シートの更新

オープン以来、農業用水を兼ねた調整池として水位の増減を繰り返していた5号調整池ですが、度重なる水位の増減により、露出したシートが激しく老朽化し漏水を引き起こしてきました。
そのため、広い面積を要する上部を緑化し底部の池のみシートを養生し、低い水位で維持できるように改修していきます。

コース管理の除草剤勉強会を開催しました。

薬剤メーカー研究員を講師に迎え3日間の日程でコース管理員に向けた勉強会を開催しました。
今回のテーマは「除草剤の基礎」で行われました。
今後は殺菌剤、殺虫剤などのテーマで定期的に開催する予定です。
勉強会を開催することでコース管理員がスキルアップし、より良いコースメンテナンスが可能となりますので今後も勉強会を継続してコースを磨き上げてまいります。

花のシーズン到来です

すみずみまで手入れされた美しいカレドニアンをお愉しみください。
スリルある高速グリーンと奥深い戦略性がお待ちしております。

メンバーも、ゲストも、超高速グリーンを楽しんでます

12月、1月、2月の3ヶ月の平均グリーンスピードは12、4フィートでした。プレイヤーはグリーンが大変難しい!と言いながら凄く楽しかったとの声が大部分でした。日常的にこの速さでプレイができるのはカレドニアンしかないとの評判が広まっているようです。これからもグリーンを磨いて参ります。
花々のシーズンに入りました。お友達をお誘いして、カレドニアンゴルフをお楽しみ下さい。

従業員旅行を楽しみました。

コロナ禍が明けて3年ぶりに従業員旅行が開催されました。
本年は島根県の出雲大社や足立美術館などを訪問し、他部門の従業員との交流が行なわれ、楽しい旅行となりました。

富里はカレドニアンの根源

2023年12月31日に富里ゴルフ倶楽部は空港建設の為に惜しまれながら閉場しましたが、富里の最大の価値はどこにあったのか?
その戦略性の高さ、多様な変化、飽きのこないシンフォニーのレイアウト、高速グリーンの実現、等々がカレドニアンに受け継がれた。日本のゴルフコースのターニングポイントになったことは事実でしょう。
思い出と記念の為に富里の門の入口にあった大きな銘石をカレドニアンの玄関に飾りました。

クラブハウスがピカピカになりました。

2月19日20日の休場日を利用してクラブハウスとアネックスの玄関は研磨してきれいになりました。
また、クラブハウスの階段やコンペルームの絨毯も張替えました。
これからも、会員皆様に気持ち良くクラブライフを楽しんでいただけるよう、改良・改修してまいります。

関東ゴルフ連盟も富里閉鎖を惜しみました。

ありがとう。
そして、さようなら富里GC。
関東ゴルフ連盟(KGA) 主催の決勝、予選競技の会場として、数々の選手を見守ってきた千葉県・富里ゴルフ倶楽部(以下富里GC)が、成田国際空港の拡幅に伴い、12月31日で閉場する。
KGA主催競技では、2006年の関東シニアゴルフ予選以降、関東女子ゴルフ選手権、関東ジュニアゴルフ選手権(男子)、関東シニアゴルフ選手権の各決勝会場になるなど、月例競技を含めると22回もの競技会が富里GCで開催されてきた。
中でも、ジュニア部門では、KGA杯ジュニアゴルフ大会が、今年の「女子の部」まで6年連続(新型コロナで中止の20年を除く)で開催され、男女のジュニア選手を鍛える役割を果たしてきた。
2017年に行われた関東女子ゴルフ選手権決勝の出場選手は、華やかな顔触れだった。優勝した吉田優利選手は、その後、トッププロに駆け上がり、2位の小滝水音選手も今年、プロツアー競技で初優勝を果たした。4年後のプロテストをトップで合格した佐久間朱莉選手、今年11月のプロテストで合格した本明夏選手、河村来末選手、神谷和奏選手など、実に16人もの女子プロツアー選手を送り出した選手権だった。当時、中学生だった岩井ツインズの妹、千怜選手も、53位タイに入っている。それぞれが、富里GCの厳しいコースに挑み、成長していった。
東京グリーン富里カレドニアン株式会社の早川治良会長が、世界最高レベルのコース造りを目指して、富里GCを開場させたのは、1989年。名設計家のマイケル・ポーレット氏に依頼して、後のコース造成の手本となるワングリーン、リンクス型のコースが誕生した。
うねったフェアウェイとグリーンに加え、要所を締める白砂のバンカーと池。こうしたハード面だけでなく、メンテナンスでも高い技術を誇り、富里GCと翌90年に開場した姉妹コースの力レドニアン・ゴルフクラブは、超高速グリーン時代の先駆けとなった。猛暑となる日本では、ベント芝の高速グリーンは無理と言われていたが、「グリーンは心臓」という早川会長の信念からだった。また、両倶楽部には、バンカー専門の要員がいて、常に砂の補充、メンテナンスを欠かさない。今年の関東シニアゴルフ選手権決勝最終日。富里GCは、前夜からの豪雨に見舞われて多くのバンカーののり面が崩れたが、あっという間に修復されたのは、日ごろの作業、努力を積み重ねてきた成果だった。
当日、自らバンカーの修復作業に加わった座間英二・富里GC常務取締役支配人は、「早川会長から「何のため、誰のためにゴルフ場はあるのか」と問われ、大会時だけでなく、普段もジュニア選手に開放してきました。稲見萌寧選手や馬場咲希選手、地元の中高生たちも、ここで腕を磨いてきました」と話す。
関東ゴルフ連盟の内藤正幸競技委員長は「点で狙っていくティーショット、平らな所がないフェアウェイとグリーン、様々な技術が求められるアプローチなどを通じて、世界に羽ばたいていく選手をコースに育ててもらいました」と言う。さらに「競技によって様々なセッティングができ、私たち競技委員もこのコースに鍛えられました。また、いつも最高のコンディションの下、競技を運営することができました。心から感謝を申し上げます」と続けた。
「感謝」。これは、富里GCでの競技に関わった全員の思いだろう。
(広報委員高岡和弘)

KGAゴルファーズニュース2023年冬号No142 32頁掲載

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